レポート
「賞状屋なら、全国の賞状を集めて調べたいよね」
創業明治27年(1894年)、賞状用紙のパイオニアメーカー「ササガワ」では、ここ数年をかけてコーポレートブランドのリブランディングプロジェクトを推進してきました。大切に育ててきた賞状のブランド「タカ印」やハンドクラフト作家さんのための「オリジナルワークス」など、様々なプロダクトブランドを育ててビジネスを進めてきましたが、ここで再度改めて自分たちの原点に立ち返った「賞状」に真摯に取り組みたいという気持ちが溢れ、冒頭のセリフが出てきました。
現代人の生活のどういったシーンで賞状が大切にされているのか。賞状屋と言いながらも、これまであまり振り返ってこなかった原点を振り返ることで、時代の移り変わりと共に賞状文化も今後新たな関係を作っていくことになるだろう。そういう想いを社員と共に歩んでいくために、まずは社員が自宅や親族と共に大切に保管してきた賞状を集めて調べてみようという「賞状集めてみたイベント」を実施しました。
こうした目的で社内から賞状を集め、賞状のプロフェッショナルとしてたくさんの知見を蓄えていき「賞状といえばタカ印」とお客さまに思い浮かべていただけるぐらいに成長していく。この方針を2023年6月24日 株式会社ササガワの経営計画発表会で、社員全員に共有しました。
賞状を集めて、賞状を贈る。
賞状屋ならではの拍手喝采の様子。
経営計画発表会では、経営方針の発表以外に、「賞状を集めてみたイベント」の表彰式を行いました。社員から過去にもらって保管してある賞状の写真をエピソードなどを添えて送ってもらい、特徴のある賞状や一見当たり前のことの歴史を再度深堀したり、数か月にわたり集計、分析を行っていきました。その結果、熱意を持って取り組んでくれた社員やユニークな賞を受賞した方々を讃えたい気持ちが沸き上がってきます。こうして7個の賞がまた新たに生まれることになりました。
今回生まれた賞は
となり、受賞者には社員一同からの大きな大きな拍手喝采が送られました。
今回受賞されたユニークな賞状やデザイン性に優れた賞状などを、今後順次この「タカのまなざし」ページでご紹介していきますので、ぜひ楽しみにしておいてください。また、今後も継続的にこの「賞状を集めてみたイベント」を実施し、ササガワの社員だけでなく全国の皆様から情報を集めて、より大きな「賞状を題材にしたイベント」となるように育てていければと考えています。こちらの取り組みもぜひ楽しみにしていただければと思います。
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