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ホーム記事一覧>賞状作成の第一歩は褒め上手から!褒め方のコツと、日常で使える褒めフレーズ

How toシリーズ

賞状作成の第一歩は
褒め上手から!
褒め方のコツと
日常で使える褒めフレーズ

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テンプレートを使った賞状目次

伝えたい、でも難しい「褒め言葉」

賞状を作るには、まず相手を褒めるポイントを探すことが大切です。素敵な賞状を作るために、まずは褒め上手になりましょう。

「褒めたいけど、なんて言えばいいか分からない…」そんな経験、ありませんか?ちょっとした言葉で、相手との距離がぐっと縮まるのが“褒める力”。今回は、褒めることで得られる嬉しい効果や、上手な褒め言葉の見つけ方、日常ですぐに使えるフレーズをご紹介します。

褒めることで得られる効果

心理的効果

人は他人から褒められることで、脳内ではドーパミンが分泌され、幸福感を感じるとされています。また褒められたり、期待されたりすると、無意識にその期待に応えようという心理が働き、結果的に成果や能力の向上が見られます。こういった現象を「ピグマリオン効果」と心理学的用語では言われており、子どもの教育現場や、企業の人材育成でも有効と認知されているようです。
「褒める」という行動は、褒められた人だけでなく、褒めた人自身にもポジティブな効果をもたらすことが科学的に証明されています。他人を褒めることで、脳内では「幸せ・癒し・信頼ホルモン」と呼ばれる、 オキシトシンなどが増えて「心地よさ」や「幸福感」を感じるのです。

心理的効果の図

人間関係性

褒められる側、褒める側がお互いに「幸福感」を感じることで、ポジティブな思考に変化し、関係も良好になっていきます。
職場や家庭、友人間であっても、褒めることを通して、互いを尊重し、良い行動や成果を認め合うことで、信頼感や共感を築き、深い絆が育まれていきます。

人間関係性の図

自己肯定感

褒められることで、人は認められたという感覚を持ち、それが自己肯定感を向上させる大きな要因となります。特に子どもや若者にとって褒められることは、成功体験や努力する原動力を生みだし、成長を後押しする重要なものになるのです。
自己肯定感が高まると、自信を持って行動できるようになり、挑戦性・積極性も身に付くようになります。他にも、精神状態が安定し心の余裕が生まれるため、他人の事も受け止めることができるようになります。そうすると、今度は褒める側になることもあり、他人との関係がより良くなるという良い循環が生まれます。

自己肯定感図

褒めの見つけ方とコツ

褒めの見つけ方

表彰式

能力・センス:結果やスキル、センスを評価

例(子ども向け)「絵がとても上手だね」「漢字をがんばって覚えたね」
 (大人向け)「この資料、すごく分かりやすかったです」

プロセスや努力:結果ではなく、過程や努力にも注目

例(子ども向け)「最後まであきらめなかったのがすごい」
 (大人向け)「締切り前でもクオリティを落とさないの、さすがですね」

前向きな行動:自発的な行動や挑戦を認める

例(子ども向け)「自分から宿題を始めた」「新しいことにチャレンジした」
 (大人向け)「率先して動いてくれて、チームが助かっています」

内面の良さ:性格や人柄に注目する

例(子ども向け)「友だちに優しくできた」「順番を守ってえらいね」
 (大人向け)「落ち着いて話を聞いてくれるところ、助かります」

存在や個性:その人らしさや存在自体を褒める

例(子ども向け)「○○ちゃんの元気な声、みんなが明るくなるよ」
 (大人向け)「あなたがいると安心します」

褒めるコツ

ねぎらいの言葉を添える:「ありがとう」「お疲れ様」なども大切

例(子ども向け)「手伝ってくれて嬉しかったよ!ありがとう」
 (大人向け)「いつも気にかけてくれて、ありがとう」

具体的に伝える:抽象的な「すごい」ではなく、「何がすごいか」を明確に

例(子ども向け)「自分からお片付けできて、すごいね!」
 (大人向け)「○○のまとめ方、相手の立場を意識していて見事でした」

当たり前を褒める:自分では気づきにくい良さを言葉にする

例(子ども向け)「朝ちゃんと起きられたの、立派だよ」
 (大人向け)「毎朝のメールチェック、本当に丁寧ですね」

成長に注目:変化や進歩をしっかり見つけて伝える

例(子ども向け)「昨日よりも速く走れたね、がんばったね!」
 (大人向け)「最近の提案、説得力がどんどん増していますね」

第三者の言葉を伝える:他人の評価を伝えると説得力アップ

例(子ども向け)「先生が○○ちゃんはよくお話を聞けるって言っていたよ」
 (大人向け)「上司が○○さんの報告書を褒めていましたよ」

NGな褒め方

表彰式

(子ども向け)

ご褒美目的になりすぎる

「○○したらお菓子あげるよ」はご褒美が目的になってしまい、ご褒美が無いと頑張れなくなってしまいます。

大げさすぎる

大げさにほめ過ぎると、褒めへの過剰反応をし、褒めの要求をするようになる場合があります。

できなかった時に何も言わない

挑戦しづらくなってしまいます。できなかったとしても、挑戦した姿勢などを認めましょう。

(大人向け)

上から目線

上からの目線の褒めは、相手を尊重できておらず、信頼関係に繋がりにくいです。

比較する褒め方

「○○さんよりも~」と褒められても喜びづらいです。返ってネガティブな印象を持たれることもあります。

お世辞・操作的

「さすが!じゃあ次はこれもお願い」と自分の思い通りに動いてもらうために褒めることは、相手にも気付かれ、誉め言葉が信用されなくなります。

大げさな言い回し

「最高!天才!」のように大げさな言い回しは、信憑性が薄れます。

効果的なテクニック

(子ども向け)

遊びながら褒める

お絵描きや積み木などの活動中にさりげなく伝えてみましょう。

ご褒美よりも言葉で

「嬉しい」や「ありがとう」と気持ちを伝えるようにしましょう。

「どうしてできたの?」と聞く

成功体験を言語化させ、自信につなげられます。

(大人向け)

質問から入る

「どうしてあんなに冷静に対応できたんですか?」のように話の流れが無いなかでも、質問から入ると伝えやすくなります。

期待を込めて褒める

「あなたなら次も任せられると思っています」と相手の能力を認めつつ、自主的な成長を促せられるでしょう。

自然な会話の中に入れる

雑談中や軽い会話に織り交ぜると好印象です。

日常で使える褒めフレーズ集

職場での「褒める」習慣は、チーム全体のモチベーションを向上させる力を持っています。
家庭の中での「褒める」習慣は、家族の関係をより豊かにします。子どもやパートナーに褒め言葉を積極的に伝えることで、温かな家庭環境を築くことができるでしょう。
もし口頭で伝えるのが難しく感じるなら、手紙やカードなどメッセージで伝えるのもおすすめです。
ここでは、言葉やメッセージでも伝えられる褒めフレーズをご紹介します。

職場での褒めシーン(フレーズ)

職場でのフレーズ

1. 困難な仕事をやり遂げたとき(例:納期ギリギリの案件、トラブル対応など)

「あの案件、大変だったと思うけどよく乗り切ったね!」
「粘り強さと責任感がすごいね。頼りになるなって思った!」

2. 締切より早く業務を終えたとき

「仕事の進め方、すごく効率的だね!」
「スピードも正確さも兼ね備えていて、安心して任せられるよ。」

3. 誰かをさりげなくフォローしていたとき

「気が利くね、ああいう場面でさっと動ける人ってなかなかいないよ。」
「○○さん、助かったって言っていたよ。いつも周りを見て動けているね。」

4. プレゼンや報告が分かりやすく、堂々としていたとき

「話し方も資料もすごくわかりやすかった!聞いていて安心感があったよ。」
「プレゼンのときの落ち着き、堂々としていて頼もしいね。」

5. ミスを素直に認め、改善に取り組んでいたとき

「すぐに状況を整理して前向きに動けるのってすごいことだよ。」
「なかなかできることじゃないけど、素直さと誠実さが伝わったよ。」

6. 新しいアイデアを提案したとき

「その発想なかったなー!柔軟で面白い視点だね。」
「斬新な視点だね!発想が柔軟で勉強になるなぁ。」

7. 忙しい中でも笑顔を忘れず対応していたとき

「あのとき、○○さんの笑顔に救われたよ。ああいう余裕、見習いたいな。」
「忙しくても人に優しくできるってすごいね。」

8. スキルや知識が明らかに成長しているとき

「最近ぐんと成長しているのが伝わってくるよ。努力の賜物だね!」
「○○に関して、もうすっかり一人前って感じ。すごい成長だね!」

9. チームワークを意識した行動をとっていたとき

「みんなの動きを見ながらサポートしてくれて助かったよ。」
「チーム全体のことを考えて動いているのがよく伝わってきた!」

10. 小さな気配りをしていたとき

「そういう細かい気配りって、チームの空気をよくしてくれるよね。」
「誰も気づかないようなところに気づけるって、実はすごい才能だよ。」

子どもへの褒めシーン(フレーズ)

子供に使えるフレーズ

1. 自分で考えて行動した時

「ちゃんと自分で考えて動けたね、すごい!」

2. 我慢や努力ができたとき

「がんばったね!ちゃんと我慢できたの、すごく大人になった感じがしたよ。」

3. 失敗してもチャレンジしたとき

「失敗してもあきらめずにやったこと、ほんとにカッコよかったよ!」

4. 友達やきょうだいにやさしくできたとき

「○○ちゃんにやさしくしてあげたの、ちゃんと見ていたよ。とっても思いやりがあるね。」

5. 手伝いをしてくれたとき

「お手伝いしてくれてありがとう!○○がやってくれたからすごく助かったよ。」

6. 日課を自分から進んでやったとき(宿題・片付けなど)

「言われる前にやっていてびっくりしたよ!さすが!」

7. 泣いたあとに気持ちを切り替えたとき

「泣いてもちゃんと立ち直れたの、強くなったなぁって思ったよ。」

8. 分からないことを質問してきたとき

「わからないことを『教えて』って言えるのは、すごいことだよ!」

9. 自分のことを自分でできたとき(着替え、準備など)

「わあ、自分でぜんぶできたんだね!すっごく頼もしくなってきたね。」

10. 感謝の気持ちや挨拶ができたとき

「『ありがとう』ってちゃんと伝えられていて、見ていて嬉しかったよ。」

パートナーへの褒めシーン(フレーズ)

パートナーに使えるフレーズ

1. 仕事や育児で頑張っているとき

「いつも頑張ってくれているの、本当に感謝しているよ。」

2. 家事を手伝ってくれたとき

「○○してくれたの助かったよ!気が利くなあ。」

3. さりげない気遣いや優しさを見せたとき

「○○に気づいてくれたの嬉しかった。ほんとに優しいね。」

4. 落ち着いた対応でトラブルを解決したとき

「あのとき冷静に対応してくれて頼もしかったよ。」

5. 子どもにやさしく接しているとき

「○○への接し方、すごくあたたかくて見ていてほっこりしたよ。」

6. ユーモアや明るさで家の雰囲気をよくしてくれたとき

「あなたがいると、自然と笑いが増えるよね。最高!」

7. 自分の話をちゃんと聞いてくれたとき

「真剣に話を聞いてくれてありがとう。話してよかったって思えたよ。」

8. 自分の弱さや本音を見せてくれたとき

「素直に話してくれて嬉しかった。すごく信頼してくれているんだなって思ったよ。」

9. 自分自身の挑戦を頑張っているとき(資格、ダイエットなど)

「毎日ちゃんと頑張っているの、すごいと思うよ。私も見習いたいくらい!」

10. 感謝や愛情を表現してくれたとき

「そう言ってくれてすごく嬉しい。私もちゃんと伝えていこうって思ったよ。」

メッセージカードで使えるフォーマット

メッセージカードで伝える時は、次のフォーマットに当てはめて、文章を作ってみましょう。

①感謝の言葉

「ありがとう」「助かった」「うれしかった」「お世話になりました」などお礼の言葉を書きます。

②褒めの言葉

褒めフレーズを参考に、褒めの言葉を具体的に書きます。

③結びの言葉

今後の未来のことや、良い関係でいられるよう、相手への気遣いの言葉を書きます。
例:「いつか大きな成果を上げよう!」「これからも楽しみです」
「また二人でご飯でも行こうね!」「これからもよろしく」

以上の①~③のフォーマットを繋げるとメッセージが完成します。

まとめ

「褒める」ことは特別なスキルではなく、日常的に誰でも取り入れることができるポジティブなコミュニケーション法です。そして感謝を伝えることも、褒めることに繋がってきます。

賞状用紙メーカーである当社は、賞状の意義は感謝することと、褒めること、そしてそれを認めることだと考えています。
言葉で伝えるのはもちろん、メッセージを使って伝えるのも、信頼関係を深めるのに役立ちますよ。

ぜひ今回ご紹介した褒めを見つけるコツや、フレーズを活用して、周りの人たちに感謝の気持ちや、褒め言葉を伝えてみましょう。

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