ミニ統計
「タカ印」を長年支えてきてくれた社員の自宅には、どんな賞状が大切に保管されているんだろう。そんな素朴な疑問から今回の「賞状を集めてみたイベント」はスタートしました。賞状メーカーとしてまずは身近なところから賞状を集めてみて、いろいろな観点から賞状を見てみると多くの気づきが見つかる。そんな気付きをみんなで共有し、賞状のおもしろさをもっと掘りおこしていこう!賞状のプロフェッショナルとしてたくさんの知見を蓄えていき「賞状といえばタカ印」とお客さまに思い浮かべていただけるぐらいに成長していこう!こうした想いで賞状を集め、2023年6月24日 株式会社ササガワの経営計画発表会で社員のみんなに共有した分析結果を公開します。
1995年~2004年頃までに一度集計のピークが来ますが、これはササガワ社員達が自分がもらった賞状を大切に保管していたから。2015年~2023年頃までの最近のものは社員のお子さんがもらった賞状の傾向が多いですね。
やっぱり強い小学校時代。たくさんのお稽古ごとや習いごとをするから、賞状をもらう機会も多い。中高大と少しずつ機会が減ってくるけど、社会人になったら資格試験や社会貢献の感謝状など、もらえる機会の幅も広がって増えてくる!
空手や少林寺拳法などのスポーツが意外と少なく、書道だけでなく、絵画コンクールや英語の習い事など、ササガワ社員には文科系が多かったのかも?
書道や武道の影響もあり、今回集まった賞状はほとんどが日本語。英語や外国語の賞状は英検やスペイン語検定などの「検定」が中心。
やはり時代はデジタル化。賞状もパソコンで印刷できるものが主流に。手書きの場合は、筆耕士のようなプロ技は安定感たっぷりで、孫から祖母への感謝状などにはアットホームな手書きの良さがまだまだありました。
賞状が横型になると、書籍と同じように日本語は縦書きに。賞状が縦長になると、WEBサイトなどと同じように、日本語は横書きに。日本人にとってなじみ深いレイアウトが主流ですね。
英検や英会話スクールなどではもちろん西暦表示ですが、90年代に入ってから少しずつ日本語の賞状にも西暦表示が出てきているようです。
賞状がパソコンで印刷できるようになると、定形のA4がやっぱり主流。大型賞状は格式高い伝統的な認定証や勲章などでは今でもまだまだ使われているようですね。
賞状の紙色はやっぱりイメージ通りの白かクリーム色。その他の色は8%しかないけれど、デザイン性にこだわりを感じられるものもあり、個性を出したいときには良いかも?
伝統的な鳳凰の枠も相変わらず多いけれど、卒業証書は枠なしで落款や刻印だけにする清いシンプルなデザインがほとんど。その理由はこれから探っていきます。
金色の賞状枠はそれだけで豪華で格式を感じさせられるからか、強い人気。パソコン印刷できるようになってからはカラーの枠色もジワジワ増えてきています。
発行事業者のロゴマークは少しずつ増えてきて34%となっている。金色の枠の中にロゴマークを忍ばせるようなデザインを採用しているケースも見られます。
書道のような文字で描かれている賞状と篆刻の角印とのデザイン的な相性がとても良いからか、84%の賞状で角印が見られる。おそらく証明の意味合いもあるからかと思われます。
集まった485枚を見ていくと、多種多様な賞状や表彰状があり、様々な団体や個人の方々が発行されています。そして、その1枚1枚すべてに喜びや感謝、賞賛ある愛情あふれた物語があると感じました。
賞状や表彰状は、人生の努力や才能、成功を称え、その証となっていると実感します。私たちササガワは、賞状用紙メーカーとしてその大切な役割を担っており、誇るべきことであり、まだまだ多くの方々に喜んでいただける伸びしろがあると感じています。「相手に想いと感動を最大限に伝えたい」そう思っていただけるサービスと商品をこれからも提供し続け、たくさんの人に知ってもらい、伝えたい想いを形にするお手伝いをしながら、お客さまと共にたくさんの喜びを生み出していけるよう頑張っていきます!
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