ミニ統計


多種多様な賞状が集まった「思い出の賞状コンテスト」
2024年11月~2025年1月に開催し、応募いただいた「思い出の賞状コンテスト」
                このコンテストでは、さまざまな人から、あらゆる種類の賞状をご応募していただきました。その数355枚!応募いただいた皆様、本当にありがとうございました・・・。
                皆さまの思い出が詰まった大切な賞状は、いったいどんなものがあったのでしょうか?
                今回は355枚の賞状に書かれた内容や、描かれたデザインなど、詳細を集計・分析してみました! 
355枚を分析してみた
■賞状を貰った年代は?

2020年~2024年のここ5年間に受賞した賞状を応募してきてくれた方が圧倒的に多かったです。やはり最近にもらった賞状は、手元に保管している人が多いというのが伺えます。
            一方で、1985年~1994年頃に貰った賞状を応募される方も多く、学生時代に貰った賞状や、職場で貰った感謝状、大人になってから写真やイラストのコンテストで受賞した賞状などを今もなお大切に保管している人が多いようです。
            
■集まった賞状を分類分け


スポーツに関する賞状や表彰状は少なく、スポーツ以外のコンテストで貰った賞状や表彰状が多いという結果となり、文科系の方からの応募が多かったということが分かりました。
            詳細を調べると、表題が「賞状」となっているものは、写真や絵画、作文など文章のコンテストでの受賞が多く、表題が「表彰状」となっているものは、社内表彰系が多かったです。
            
■用紙の向きと、文字の書き方の向きは?

賞状用紙が横型で、文字が縦書きのもの。賞状用紙が縦型で、文字が横書きのもの。そういった定番のレイアウトの賞状が、やはり圧倒的に多いですね。
            賞状用紙が横型で、文字も横書きの賞状は、外国語で書かれたものや、お子様からの手作りのものが多かったです。他にも手作り賞状の中には、正方形の用紙に書かれたものなど、オリジナリティがある珍しいものもありました。
            
■年号の表記方法は?

どの年代に貰った賞状でも、和暦の表記が主流のようです。西暦で表記されている賞状は、外国語で書かれた賞状や、インターナショナルなコンテストなどで受賞したものが多いことが分かりました。
■賞状用紙の色は?

賞状用紙の色は、やはり定番の白かクリーム色が圧倒的に多いですね。白・クリーム色以外のカラーの賞状は、特に子供からの手作り賞状や、小学校の担任先生からの賞状に多くありました。
■紙以外の材質でできた賞状も

紙以外の素材で作られた賞状もありました。木製や金属製の賞状が特に多く、それらは重厚感が出て、受賞の“重さ”も感じられます。額縁なしで、そのまま飾れるようになっているものも多いようです。
            その他の材質には、ティーパックの袋や、お小遣い袋が賞状のデザインになっているもの、クオカードやケーキに賞状がデザインされているものがあり、贈り物らしさがより際立っているものがありました。またクリスタルガラス製の賞状もあり、ガラスに賞状の内容が書かれているため、向こう側が透けて見えるという、おもしろい賞状もありました。
            
■賞状枠のデザインは?

伝統的な鳳凰のデザインが圧倒的に多いですね。しかしその一方で、枠デザインが無い賞状も、どのコンテストの種類でもまんべんなくありました。また植物があしらわれている賞状も多く、総枚数31枚にもなります。植物がデザインされた枠のものには、政府機関や自治体からの賞状も多くありました。
■ロゴは入っている?

賞状を渡す側の企業や団体、組織のロゴマークを入れている賞状は全体の36.6%でした。
            ロゴを入れる位置は、賞状上部中央の鳳凰と鳳凰の間が定番で多いですが、賞状用紙の中心に大きくデザインされているものや、賞状の下部中央にデザインされているものなど、さまざまな位置にデザインされており、ロゴの入れ方によって個性を表すことができるようです。
            
■名前の下に敬称は入っている?

賞状のイメージ通り「殿」が多く使われています。その多さは「様」より倍の枚数もありました。
            「殿」に続いて多かったのは、敬称「なし」です。「なし」のものには、資格や検定の合格証や、卒業証書が多いようです。
            子供からの賞状や、子供が貰った賞状には、ひらがなで敬称が書かれていることが多く、手紙のように「○○へ」と書かれた可愛らしいものもありました。
            
編集後記
今回この分析を行うにあたり、改めて応募いただいた賞状を1枚1枚、書かれている内容やデザインをじっくりと見ていきました。
            【賞状】と一言でいっても、さまざまな種類の賞状があります。そして、賞状の内容には典型的なフォーマットはあるものの、実は自由に表現しているものも多いということがわかりました。
            賞状の枠では、鳳凰以外に植物やラインなどがあったり、イラストが描かれていたりしていました。イラスト自体が、枠となっているものもありました。
            ロゴひとつにおいても、入れる位置や、ロゴの色合いで個性が出るものです。
            今回分析できなかった賞状のサイズも含め、材質や書き方、枠、ロゴ、敬称、その他の要素を組み合わせることによって、格式の高さやオリジナリティを表現することができます。
            それぞれの賞状に喜びや感謝、賞賛の想いが込められているのを感じることができました。私たちササガワは、賞状用紙メーカーとして、その想いを届ける大切な役割を担っています。これからも、賞状を通して想いを伝える大切さを、感じてもらえるような活動をしていきます。
            

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