エピソード集
「賞状集めてみたイベント」でエピソード賞受賞!
小出主任、また戻ってきたけど・・ (笑)
ササガワ社員から賞状を集めた「社員の賞状集めてみたイベント」でエピソード賞を獲得した「退職証書」。東京営業所の営業部社員が中途退職するときに、所員一同から贈られた賞状とのことです。
じつはその社員、またうちの会社に戻ってきてくれたんです。そして今も営業としてバリバリ活躍してくれています。ある意味、この「退職証書」はラッキーアイテムだったのかも。
今回はこの賞状のエピソードを紹介します!
賞状の内容を解説!
新たな証書の種類「退職証書」?
会社員で定年を迎えた方に「感謝状」というカタチで退職感謝状を渡すことはありますが、中途退職される方に賞状を渡すことはなかったと思います。短い間だったかもしれませんが、共に働いた仲間。
次の夢へのステップとして転職されるときは、ポジティブに送り出してあげて、今までの感謝をカタチにして伝えることもいいことだと思います。
■「退職証書」
このタイトルがシンプルで汎用性のある分かりやすいタイトルですね。
退職を証明する、って特に必要ないけど、その遊び心が仕事でも大事です(笑)
■「その業を卒えたので・・・」
どちらかというと学校などの「卒業」向けの言葉ですが、仕事に精を出しながら学生ノリみたいな楽しいところもあったのでしょう。
そういった「シャレ」の雰囲気もある賞状なので、贈る方ともらう方の良好な関係性が想像できます。
■「サイズはA4」
シャレの要素も半分あるし、持って帰るのが大変ということでこのサイズがベスト。
退職証書はA4サイズで決まり~(笑)
※しっかり当社の証書ファイルに入れて大事に保存されていました。
もらった社員へインタビュー
「営業部 小出主任」
どんなシチュエーションで、もらいましたか?
「送別会を開催していただき、その会の途中で賞状を読み上げられて・・・
いきなり表彰式になりびっくりしました。今までは誰かが退職されるときは、いつも花束だったんですよ。」
もらった時の率直な気持ちを教えてください
「賞状を準備して読み上げてくれた社員とは、すごく仲が良かったのですが、転職することをなかなか相談できなかった経緯もあって、少しその社員とはわだかまりが残る状態で送別会を迎えたんです。そんな中での彼からのサプライズ表彰式だったので、とても嬉しかったのを覚えています。ほんといい仲間と仕事してきたんだな、とあらためて思いました。」
同僚と普段仕事で切磋琢磨しながらも楽しい関係性を築き上げられていたことが、そういったユーモアのある演出につながったのでしょう。
贈った側の気持ちを聞いてみた
東京営業所 西埜所長へインタビュー
ほんとは貴重な戦力だったのでやめてほしくなかったですよ。説得もしたけど、彼の希望を実現させたい思いもあり、気持ちよく送り出そうと思いました。どうせなら何かカタチに残したいと考え、小出主任と仲良かった社員に準備は任せました。在籍中は頑張ってくれていたし、当社は賞状用紙のメーカーであったので、賞状を贈ろうということになったようです。ただ、賞状のタイトルをどうしようかということになり、苦し紛れに「退職証書」というタイトルにしたようです(笑)。結果的にそれがユニークでもあり、気持ちも伝える事ができて良かったと思います。
一度は送り出したのですが、彼がまた戻ってきてくれて、ほんとうに嬉しいです。
この賞状のポイント
退職していく
中途退職だけど
“退職証書”賞状
編集後記
転職ブームの現状において、定年退職者数よりも中途退職者数の方が多いと思われます。中途退職でも一緒に仕事をしてきた仲間であることには変わりないので、それなりのセレモニーがあった方がいいのではと思いました。中途退職される人に、新たな区切りとして送り出すために、「退職証書」という賞状のカタチにして渡してあげる。これを新しい習慣にしてみてはどうでしょうか?
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