表彰しに行きますシリーズ3
「思い出の賞状コンテスト」受賞者に、どうしても賞状を手渡ししたくて!
やっぱり表彰式、やってみたい!
「思い出の賞状コンテスト」の受賞者が決まり、あとは賞状を郵送するだけ…という段階で、ふと社内にこんな声が上がりました。
「どうせなら、直接お渡ししたいよね?」
「いや、いっそ表彰式やっちゃう?」
もちろんスケジュールや距離の問題もあるので、全員は難しい。でも、もし2人くらいなら行けるかも…ということで、実名公開OKの受賞者2名に「表彰式っぽいこと、やらせてもらえませんか?」とお伺いしたところ——
なんとお二人とも快くOK!
というわけで、リアル表彰式が実現することになりました!
まずは「エピソード賞大人部門」受賞者のもとへ
最初にお伺いしたのは、「エピソード賞 大人部門」を受賞された方。
この方の応募エピソードの舞台は、ご自身が働いている会社でした。
だったらもう、会社の事務所で表彰させてください!とお願いして、晴れてその場での表彰が決定。
会社でさせてもらうためにいろいろと調整が必要だったと思います。ほんとに感謝しております。
【エピソード賞 大人部門 受賞作品】
コロナ禍で成人式が中止になり落ち込んでいた後輩に、先輩社員が心を込めて作った「成人証書」。
「ちゃんと大人になったって、ここに証明書があるぞ!」
そんな思いを込めた手作りの賞状に、先輩の愛情と職場の温かさがにじみ出ていました。
やってきました宮崎まで!
大阪から弾丸!日帰り表彰式 in 宮崎
今回われわれが向かったのは、「思い出の賞状コンテスト」エピソード賞 大人部門の受賞者が働く、株式会社レイメイ藤井 宮崎支店さん。
今回の主役はこの方!エピソード賞 大人部門受賞 小松様
そして今回の表彰の主役は、レイメイ藤井 宮崎支店 システムサポート課に所属されている小松様。
普段は複合機のメンテナンスを中心に、企業のオフィス環境をしっかりと支えている頼れる存在です。
【システムサポート課 小松様のお仕事風景】
「難しい修理も、先輩に助けてもらいながら、お客様にご満足いただけるよう丁寧に対応しています」
と語る小松様。真摯な仕事ぶりは社内でも信頼され、将来を期待されている若手社員のおひとりです!
事務所の中で、ちょっと緊張の表彰式!
※この日、私たちがレイメイ藤井 宮崎支店さんを訪れたのはお昼どき。
営業の皆さんはすでに外出中だったため、事務所に残っていた社員の方々だけで表彰式を行うことになりました。
緊張感ただよう、表彰のひととき
せっかくの表彰式。少しでも雰囲気を出そうと、スマホから表彰BGMを流してスタート!
…とはいえ、こういうときって、渡す側も受け取る側もなぜか妙に緊張するんですよね。
今回も例にもれず、ピリッとした空気の中で賞状が読み上げられ、
そして——
【賞状が読み上げられるシーン】
【賞状が手渡される瞬間】
最後は和やかな笑顔をあたたかい拍手で締めくくりました。
【エピソード賞の賞状】
サプライズ!「成人証書」の生みの親・K先輩にも、感謝を込めて表彰!
小松さんに贈られた「成人証書」は、プライベートな場面で後輩を思いやったK先輩の行動から生まれました。
その心あふれるエピソードを改めて読み返しているうちに、「このK先輩にも感謝の気持ちを伝えたい!」という想いがムクムクと。
…ということで、宮崎に出発する前夜、急遽K先輩にも賞状を贈ろうとサプライズの準備がスタート!
夜なべで賞状を作成し、「内緒の表彰式」を決行することにしました。
驚きのK先輩、いや、川添先輩!
小松さんへの表彰式が終わったあと、「実はもう一人、表彰したい人がいるんです」と切り出し、「K先輩にも賞状、作ってきちゃいました~!」とサプライズ発表。
応募資料では“K先輩”としか分からなかったその方は、レイメイ藤井・宮崎支店の川添様。
ついにリアルでお会いし、名刺交換をして、お名前とともに男気あふれるお人柄を知ることができました。想像どおり、いや、それ以上に面白くて、優しくて、カッコいい先輩でした!
川添先輩は「ペーパースペシャルティ部」に所属され、原紙の販売のほか、特別な高級紙を使ったギフト商品「スーパーフラワー」の販売など、紙の新たな価値づくりにも取り組まれています。
川添先輩への表彰式
【読み上げられる賞状】
【賞状を見つめる川添先輩】
【川添先輩に渡した賞状】
今回のコンテスト審査とは別物になりますが、どうしても賞状を贈りたい!という気持ちが抑えられなかったです笑。あわてて作成したので、文字数が多くなり賞状というよりは手紙に近くなってしまいましたが、K先輩は喜んでいただけました。渡せてよかったです。
【小松様と川添先輩】
撮影の時でも面白い川添先輩と小松様との掛け合いがとても面白かったです。
事務所にいる方と記念撮影
お伺いした時間がお昼過ぎだったこともあり、営業の方はほとんど出られて事務所の中に社員の方はあまりおられなかったので、翌日の朝礼の時にいらっしゃる社員の方々が集合して記念写真を撮影していただきました。
受賞者&先輩社員にインタビューしてみました!
今回「エピソード賞・大人部門」を受賞し、自身がもらった「成人証書」をエピソードとしてコンテストに応募された小松さんと、その証書を手づくりして贈った川添先輩にインタビューさせていただきました!
とっても仲の良いお二人。終始和やかで、笑いの絶えない楽しい時間となりました。
「成人証書」をもらったとき、どんな気持ちでしたか?
■小松さん
4年前、ちょうどコロナ禍で成人式が中止になり、大人になった節目を正式に祝う機会がなかったことが寂しくて……。同級生と久しぶりに再会できるはずだったのに、それも叶わず、本当に残念な気持ちでいっぱいでした。
そんな中、ある日の朝礼で、突然サプライズ表彰!
しかも“成人証書”という形でいただいた時は、本当にびっくりしました。そして、それをくれたのがまさかの川添先輩だったと知ったとき、2度ビックリでした。
賞状をもらって、「あ、自分、大人になったんだなぁ」と実感しましたね。たしかその夜、さっそくお酒を飲んだ気がします(笑)。
賞状のデザインはどうでしたか?
■小松さん
同じ内容の賞状を、デザイン違いで3種類もいただいたんです。まず目を引いたのは、そのデザイン性と紙の質感。とにかく風合いが素晴らしくて、「これは本物だ!」と思いました。見た目の美しさに感動しましたね。
もらった賞状、誰かに見せましたか?
■小松さん
家族に見せました。「すごいね」「いい会社に入ったね」と褒められて、とても嬉しかったです。自分の勤めている会社を家族から褒められるって、なんだか誇らしかったですね。
先輩は賞状をなぜ贈ろうと思ったのですか?
■川添先輩
何気ない会話の中で、小松が「成人式が中止になった」と少し寂しそうに話してくれて。その表情を見たときに、「何かしてあげたい」と思ったのがきっかけです。
プレゼントやお祝い会も考えましたが、「節目の証明書」みたいなものを渡せたらいいなと思って。ちょうど社内にあった賞状用紙を見て、「成人証書を作ってサプライズで渡そう!」とひらめいたんです。
私は紙営業士として紙製品が得意なので、用紙の手配やデザインもスムーズにできる。しかもバリエーションも工夫できるし、楽しんでもらえるかなと。
当時の支店長にも「こういうことをしたいんです」と相談したら、「いいじゃない、それやろうよ!」と快く賛同してくださって。おかげで、支店の朝礼の場で“プチ成人式”を開催できました。
賞状作成中のエピソードがあれば教えてください!
■川添先輩
上司が賛同してくれたこともあり、デザインの方にも無理を言って協力していただき、賞状のデザインデータを用意してもらいました。自分としては、「せっかくなら最高の紙で仕上げたい!」という思いが強くて、紙の選定にはとことんこだわりました。
きれいな紙に印刷することで、全体の雰囲気も品よくまとまって、納得のいく仕上がりになりました。
正直なところ、小松がこれをコンテストに応募したと聞いたとき、「デザイン賞も狙えるんじゃ?」と思ったくらい(笑)。でも、やっぱり画像だけではこの質感までは伝わりませんでしたね。
川添先輩って、どんな人?
■小松さん
フリーアドレスになる前、私の席は川添先輩のすぐ後ろだったんです。
よくちょっかいを出してくれる、楽しくて面白い先輩でした(笑)。
私が細身だったので、「お菓子作戦」と称して、よくお菓子をくれてましたね。たぶん太らせようとしてたんだと思います(笑)。
職場ってもっと堅いイメージがあったけど、こんなふうに優しく接してくれる先輩がいたおかげで、毎日が少しずつ楽しくなりました。
そんな先輩の姿を見て、「自分も後輩に同じようにしてあげたい」と思うようになって、今は実際にそれを少しでも実践しようとしています。
宮崎支店には、そんなあたたかい雰囲気が自然とある気がしますね。
コンテストに応募したきっかけは?
■川添先輩
社内メールで「ササガワさんがこんなコンテストやってるらしいよ」って情報が回ってきたんです。それを何人かの社員に共有したら、最初はもう完全にノリで(笑)。
「みんなで応募して、賞金取って、焼肉行こうぜー!」みたいな感じで盛り上がってました。
そんな流れで、「じゃあ自分も応募してみようかな」と思ったんですが、僕が持ってる賞状の中には応募できそうなものがなくて。
ふと思い出したのが、4年前に小松に贈った「成人証書」。
「あれ、いいんじゃない?」と思って、小松に「あれで応募してみたら?」って声をかけたんです。
■小松さん
そのアドバイスを受けて応募したら……なんと大賞受賞!まさかの展開でした(笑)。
今日、コンテストの賞状を受け取ってみてどうでしたか?
■小松さん
メールでエピソード賞受賞の連絡はいただいてたんですが、実際に賞状を手にしてみて、ようやく「本当に受賞したんだな」と実感が湧きました。
やっぱり“カタチ”になって贈られると嬉しいですね。
賞状を作ろうと思った理由や、こだわったところ、そして相手への想い……そういうものが一枚の紙に詰まっているんだと改めて感じました。
今回の賞状コンテストを通じて、あらためて感じたことは?
■川添先輩
私は紙の販売をずっとやってきましたが、入社したころからずっと「ペーパーレス化」の流れを肌で感じてきました。
でも、どの紙を残すべきか、本当に理解しているのは、紙に携わってきた私たち“紙屋”だと思っています。
賞状や証明書もデジタル化が進んでいますが、紙という「モノ」として贈られることで、視覚・触覚・嗅覚・聴覚といった“五感”に残ります。だからこそ、こうした賞状文化は残していくべきだと強く感じています。
今回、小松の成人を祝う社内イベントが、こんなふうに形として評価され、私たちも貴重な思い出を共有できたことが、本当に嬉しいです。
会社名の「黎明(れいめい)」のように、小松が新たな一歩を踏み出す瞬間に、少しでも背中を押してあげられたとしたら、社員としてこれ以上ない喜びですね。
それに、6月には宮崎支店が新社屋に移転します。今回の小松の受賞が、まるでその門出を明るく照らしてくれているような気がしていて……なんだか感慨深いです。
また、表彰イベントなどで、例えば当社の紙製ギフト「スーパーフラワー」を受賞者の皆さまに贈るなど、今後ササガワ様の賞状用紙とのコラボもぜひ実現させたいですね。
最後に、こうした素敵なきっかけをくださったササガワ様に、心から感謝申し上げます。
編集後記
インタビューの最後には、先輩から熱いメッセージもいただき、宮崎への日帰り表彰&取材の疲れも吹き飛びました。やっぱり、賞状は手渡しできるとうれしいです。サプライズで贈られた「成人証書」には、先輩の優しさや職場のあたたかさがぎゅっと詰まっていて、読んでいるこちらまで胸が熱くなりました。紙でしか伝わらない想いがある——その力を改めて実感した時間でした。今回、快くご協力いただいた株式会社レイメイ藤井宮崎支店の皆さま、本当にありがとうございました。
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