ほめガイド

人をほめると起こる“いいこと”をご存じですか?
人をほめると「相手との関係が良くなる」「相手に自信とやる気が生まれる」「自分の気持ちも前向きになる」といった“いいこと”がたくさんあります。
ほめガイドは、相手のほめポイントの見つけ方やカードやふせんを使ったメッセージの書き方のコツ、さらに相手に渡すときのポイントなど、ほめたい気持ちはあるけれど難しい!とお悩みの方向けのガイドです。

ほめポイント探し→かんたん文章作成→相手への渡し方

step.1 ほめポイント探し

どんなことをほめたらいいの?思い浮かばない…を解決!

まずは相手の行動をよく観察して、努力やセンスを見つけて「ほめ」の根拠をピックアップするところからスタート。
例えば、職場の誰かになにか協力してもらった時、なにかを貰った時など、ささやかなことでも構いません。
感謝の気持ちや日頃のお礼の気持ちを紙に書き出してみて、具体的な「ほめポイント」を思い出してみましょう!

内面の良さ

内面の良さというのは、いい成績を残したなどのわかりやすい成果と異なり、見つけてもらいにくくほめられることが少ないものです。
だからこそ相手の性格が、どのようにいい影響を与えているかを言葉にしてみましょう。
「みんなに気配りできる優しい人ですね」「後輩に丁寧に優しく教えられているところを尊敬します」など具体的に伝えるといいでしょう。

前向きな行動

自ら進んで行動したことや、勇気を出して頑張ったことをほめましょう。
相手のモチベーションが上がり、さらにポジティブな姿勢になります。
例えば、「リーダーシップを発揮して大きなトラブルを解決してくれましたね」「困っている部下を率先して助けていましたね」など、本人の気持ちを汲み取ったほめ方をするのがポイントです。

優れた能力・素敵なセンス

相手になにかしてもらったとき、結果や能力に対してほめてみましょう。
例えば「プレゼン資料の作成がとても上手ですね」「語学力があるから頼りになります」「デザインの発想力がとても素晴らしいです」など具体的なほめ方が良いでしょう。
あらためて人にほめられると、とてもうれしいものです。

具体的にほめる

「すごい」「さすが」だけではお世辞に聞こえるかも。「プログラミングの習得レベルがすごい」など“何がすごい(さすが)”のか具体的に!

当たり前をほめる

本人や周りも気づいていない当たり前だと思っていたことをほめられると、新たな発見と新鮮さで嬉しさアップ!

成長したところをほめる

成長する過程をほめられると、よりモチベーションアップに。他人と比較はせず、本人の成長のみに着目!

第三者の言葉も伝える

自分の思いだけでなく「ほかの人も同じことを言っていたよ」と伝えれば説得力アップ!

ねぎらいの言葉を添えて

「いつもありがとう」「頑張っているね」や「たまには休んでくださいね」など一言添えましょう。あなたの気持ちがより伝わります。

過程をほめる

結果に目が行きがちですが、過程にも目を向けましょう。うまくいかなかった時でもあなたの一言で励まされるかもしれません。

失敗もほめる

失敗して落ち込んでいる相手に、日ごろの感謝や頑張りをさりげなく伝えよう。

元気がない時に

相手が疲れていたり元気がないなと感じたら、ねぎらい+ほめ言葉で応援を。優しいほめ言葉は心にしみます。

過剰にほめる

実際に起こった事、思った事だけをほめましょう。過剰な表現になっていないか注意。

他人と比較してほめる

他人と比較された上でのほめ言葉は喜びにくいもの。ネガティブな印象を持たれるかも。

余計な付けたしをする

ほめ言葉の後のダメ出しは、相手に何も伝わりません。改善点を伝えるのは別のタイミングが吉。

モノだけをほめる

「その機械もすごいですが、それを使いこなすなんて素晴らしいスキルですね」など能力のこともあわせてほめるといいですね。

お世辞をいう

もしほめられてもお世辞だと気付いたらショックですよね。二度とあなたからのほめ言葉を信じてくれなくなるかも。

簡単すぎることをほめる

大人ならできて当然な事をほめられると自分に厳しい人やプライドの高い人は馬鹿にされているように感じます。言い方には注意が必要。

打算的な考えでほめる

自分の思い通りに動かそうとしてほめても相手に気づかれます。悲しいことにその後は、あなたが本気でほめた時も伝わらなくなります。

目上の方に対してほめると失礼になる場合があるので、言葉のチョイスや伝え方には気を配りましょう。
上手く伝わりやすい方法は“ほめる内容プラス質問”です。例えば、「どうやったら部長のように仕事を早く進められるのですか?教えてください!」と質問するなど、謙虚な姿勢の言葉で聞くといいでしょう。 また「やはり部長の人脈の広さはすごいなと思いました。」と自分の感想で伝えることも良いでしょう。
大切なポイントは「上から目線」の伝え方になっていないか?ということです。

step.2 かんたん文章作成

語彙力不足で文章が書けない…を解決!

「感謝の言葉」「ほめの言葉」「むすびの言葉」のフォーマットに当てはめて、文章を作ってみましょう。
感謝の言葉にほめ言葉を添えることで、より相手に気持ちが伝わります。

内容 例1 仕事の後輩へ 例2 友人へ
感謝の言葉 ありがとう、助かった、うれしかった、お世話になりましたなどお礼の言葉を書く いつも完璧な資料ありがとう、とっても助かった! 同窓会を開催してくれてありがとう!
ほめの言葉 ほめポイントを元に具体的な内容を書く 誰が見てもわかりやすく考えて作っているね! みんなが楽しめるように考えてくれたね
むすびの言葉 今後の未来のことや、良い関係でいられるよう言葉、相手への気遣いの言葉を書く いつか大きな成果を上げそう!これからも楽しみです また二人でご飯でも行こうね!
完成 メッセージをつなげる いつも完璧な資料ありがとう、とっても助かった!誰が見てもわかりやすく考えて作っているね!いつか大きな成果を上げてくれそう! これからも楽しみです 同窓会を開催してくれたありがとう!みんなが楽しめるように考えてくれ たね!また二人でご飯でも行こうね!

ほめ言葉がでてこない時は”ほめキーワード”を活用しましょう!

いいね ナイス GOOD! EXCELLENT!! すごい
さすが えらい ステキ 頑張ってるね よくできました
花丸 グッジョブ 優しい 親切 ポジティブ

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step.3 相手への渡し方

いつ渡したらいいの?こそっと渡したい…を解決!

直接手渡しする・相手が忙しそう・手渡しは照れくさいから机にそっと置く、など方法は様々。
ささやかなメッセージなら、ふせんに書いて相手のデスクに貼ってみるのはどうでしょう。
改まって伝えたいメッセージなら、封筒付きのカードに書いて差し入れと一緒に渡してみたり…
人目の多くないところで”さりげなく”渡すのがベストです。

会社であれば相手が常駐する場所、デスクに置くのがベストです。
パソコンのキーボード付近など必ず目に留まる場所がオススメです。書類の上は見落としやすいだけでなく、書類を汚してしまう可能性もあるので避けましょう。
カードやふせんだけ置くのは気が引けるな…という時は、お菓子や飲み物などのささやかな差し入れを付けてみてはいかがでしょうか?
差し入れは、好き嫌いがあるので事前にリサーチしておくと吉です。
また高価なものだと相手に気を遣わせてしまうので、常温保存で2~3日は日持ちするささやかな差し入れがベストです。

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例えば、封筒付きカードでは失敗してもいいように下書き用の同じデザインのメモを付属したり、2つ折りのふせんではパッケージの罫線下書きを活用すれば文字をまっすぐ書くことができたり…

「ほめ上手なほめこさん」は"ほめる"という新習慣でみなさんがハッピーになることを祈っております♪

ほめガイド監修「ほめラボ代表」ほめりすと木村美季さん

地元大阪で女将の15年間「ダメ出し」の毎日で人材育成に苦労する。 そんな中、突然訪れた家族との別れで「感謝・ほめる・伝える」に気づく。 その後「ほめる」に特化した特別認定講師資格を取得し、某大手企業の夫婦円満プロジェクトメンバーにも抜擢される。 現在は、企業の研修講師や人材育成コンサル・ほめ婚(活)アドバイザー等で活躍する。

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