表彰しに行きますシリーズ4
デザイン賞受賞!表彰に伺ったのは…
やっぱり表彰式、やってみたい!
「思い出の賞状コンテスト」の受賞者が決まり、どうせなら受賞者へ直接賞状を渡したい!そういう気持ちから、実名OKの受賞者2名にリアル表彰式をさせてもらうことになりました。
前回は【エピソード賞 大人部門】の受賞者を表彰しに行きましたが、今回は・・・
コンテスト受賞者に表彰したパート1記事はこちら
デザイン賞を受賞されたのは、梶ヶ谷さん!
今回、私たちが表彰に伺ったのは「デザイン賞」を受賞された梶ヶ谷さん。受賞のご連絡以降、メールでやりとりをしていたのですが、「本当に学生さん?」と思ってしまうほど丁寧な文章で、まるで社会人とメールしているような感覚でした。昨年まで高校生だったなんて信じられない・・・
「一体どんな方なんだろう…?」と期待に胸をふくらませてご対面!現れたのは、緊張した面持ちのフレッシュな学生さんでした。いきなり初対面の“おじさん”が現れてしまい、ちょっと緊張させてしまったかも…ごめんなさいね(笑)。
デザイン賞受賞の梶ヶ谷さん
お土産に万博キャラ「ミャクミャク」缶のお菓子を
横須賀市の美しい賞状デザイン
梶ヶ谷さんが受賞したのは、横須賀市教育委員会が発行した「長井町飴屋踊り」への貢献を称える賞状。そのデザインが本当に素敵なんです。
賞状の枠には植物が描かれ、文字は美しく、全体のレイアウトは伝統的でありバランスが絶妙。さらに、賞状には透かしが施されていて、光にかざすと古風な篆書(てんしょ)風の文字が浮かび上がる仕掛けも。今日初めて現物を拝見させていただきましたが「お〜、かっこいい!」と心の声が思わず漏れてしまいました。
「長井町飴屋踊り」とは?
この賞状は、梶ヶ谷さんが小学生の頃から7年間取り組んできた「長井町飴屋踊り」への功績を称えたもの。
この踊りは、江戸時代末期に安房・上総の地から横須賀市長井町・新宿地区に伝わった民俗芸能で、飴売りの仕草を取り入れたユニークな踊りです。戦後に一度途絶えたものの、現在は地域の小中学生の女子たちによって4つの演目が受け継がれています。
きっかけは、お母様の「昔やってみたかった」という思いを受け継ぐかたちで始めたそうで、着物を着ることも楽しみのひとつだったとか。
こうした伝統芸能の継承は本当に尊いこと。7年間も真摯に取り組んだ梶ヶ谷さんが表彰されるのは当然ですね。
受賞者に渡す賞状はタカ印賞状印刷で作成!
今回の表彰に使った賞状は、当社のEC部門のひとつ「タカ印賞状印刷」で制作しました。
賞状枠のデザインはちょっとメルヘンチックなユニコーン柄。「純粋さ」「純潔」の象徴とされるユニコーンは、勝手ながら梶ヶ谷さんのイメージにぴったり!と選ばせていただきました。
ライトブルーのユニコーン枠の賞状
賞状は、しっかりとした立派なケースに入れてお届け。厳かな雰囲気を演出しています。
タカ印賞状印刷サイトはこちら
緊張感の中の1対1表彰式
表彰式当日は、プレゼンターの私とカメラマン、そして梶ヶ谷さんの3人だけのミニセレモニー。
人数は少なくても、場の空気はピリッとした緊張感がありました。
【賞状が読み上げられるシーン】
【賞状が手渡される瞬間】
「ユニコーンのデザインがとてもかわいかったです」と梶ヶ谷さんからも嬉しい感想をいただき、こちらもほっこり。
紙のぬくもりと、人の想いが重なるひとときになりました。梶ヶ谷さん、本当におめでとうございます!
受賞者インタビュー 〜梶ヶ谷さんにいろいろ聞いてみました〜
高校生活はどんな感じでしたか?
―― 普通の高校生活でしたが、科学部に入っていました。
学校に泊まって星を観察したりしてました。星とか宇宙にすごく興味があるんです。プラネタリウムも好きで、できれば生きてるうちに宇宙の謎が解き明かされてほしいな…なんて思ってます!
今回のコンテストはどうやって知ったんですか?
―― 「登竜門」っていう、コンクール情報をまとめたサイトで見つけました。普段から面白そうなコンテストを探してるんですけど、これを見た時に「お、これ応募してみたい!」って思ってすぐに挑戦しました。
横須賀市からもらった賞状のデザインについての感想は?
―― 透かしが入ってるって、最初は気づかなかったんですけど、光にかざして気づいた時に「わっ、かっこいい!」ってなりました!
今回のコンテストでデザイン賞受賞の感想は? 周りの反応はどうでしたか?
―― うれしかったです、ほんとに。まさか自分が…って感じで。
両親は「これ、かっこいいもんね〜」って言ってくれて、友達からは「また選ばれたんだね」って言われました(笑)。
梶ヶ谷さん、実は受賞歴がすごいんです!
今回の表彰式には、なんと今までにもらった賞状を全部持ってきてくださいました!しっかり賞状ファイルに入れて、大切に保管されている様子からも“賞状愛”が伝わってきます。
その中から、いくつかの賞についてやエピソードを詳しく伺ってみました。
「この作文コンクール銀賞の賞状はどんな作文で入賞したんですか?」
――中学の時、部活の大会に向かう道中のことを書きました。日常の中のちょっとしたドラマを作文にしたんです。
「このジュエリーデザインの賞を取った時のエピソードはありますか?」
――いえ、特別な思い入れがあったわけではなかったんですが、面白そうだったのでデザインして応募しました。ちょうど休みの日に暇だったのもあって、「ちょっとやってみようかな」と。
ただ締め切りギリギリで、あわててデザインして応募したのを覚えてます(笑)。ジュエリーデザインは初挑戦でした!
「この造形教育作品の賞とは何ですか?」
――絵です! 昔から絵や書道、デザインなど、何かを創るのが好きなんです。中でも一番好きなのは書道ですね。
「今も書道を続けてるんですか?」
――もう習ってはいないですが家で書いています。正月には書き初めもしました。大好きな某アイドルグループの推しメンの名前を書きました(笑)。
賞状にまつわるちょっといい話ってありますか?
――小学校2〜3年生の時、初めて賞状をもらったことがあって、それを見た友達が「私も欲しかった〜」と泣いてしまったんです。
それで、私がもらった賞状をまねて、手作りの賞状を作ってあげたら、すごく喜んでくれて、家に飾ってくれていたんです。あれは本当にうれしかったですね。
梶ヶ谷さんにとって「賞状・表彰状」とは?
―― 自分の頑張りを認めてもらえるもの。
どんな内容でも、賞状ってもらえるとうれしいし、自信につながります!
将来の夢は?
―― 子ども一人ひとりにしっかり寄り添える保育士になることです!
たくさんの芸術的な才能にあふれた梶ヶ谷さんなら、きっと子どもたちを笑顔にできる素敵な保育士さんになれるはず。
その明るさと創造力で、未来の子どもたちにたくさんの「賞状に残るような思い出」を届けてくださいね!
編集後記
今回のインタビューでは、梶ヶ谷さんの多才さと賞状への深い愛情がひしひしと伝わってきました。特に手作りの賞状を友達に贈った話には思わず心があたたかくなりました。そして何より、まだ学生さんでありながら、企業からのインタビューに丁寧に対応してくださったその姿勢に、こちらが感心しきりでした。そして表彰とインタビューが終わった数日後、なんと地元のお菓子と、折り紙で手作りしたミャクミャクのキャラクター、そして温かい手書きのお手紙まで梶ヶ谷さんが送ってくださいました。その心遣いに、スタッフ一同感激!
創ることが好きで、自分の想いをカタチにする力を持った彼女は、きっと子どもたちに寄り添える素敵な保育士さんになることでしょう。これからも「賞状になるような瞬間」をたくさん重ねていってほしいです。梶ヶ谷さん、本当にありがとうございました!
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