文例集


年度末・新年度の「賞状づくり」に悩んでいませんか?
年度末や新年度になると、「今年も社員の賞状を作らないと」「新人や新メンバーにも何か形を残したい」
と頭を悩ませる担当者の方は多いのではないでしょうか?
今回はそんな賞状作成を任された企業担当者の方に向けて、賞状作成の基本マナーと、そのまま使える文例を中心に、年度末や新年度で活用できる賞状についてご紹介いたします。
年度の節目に賞状を贈る効果
年度の区切りは、社員にとっても会社にとっても気持ちを切り替えるタイミングになりやすいです。
そのため、このタイミングで賞状という形にして評価や感謝を伝えることで、次のような効果が期待できます。
・ 1年間の頑張りを「見える形」で残せる
・ 新年度に向けて「期待されている」という感覚を持ってもらえる
・ 会社として大切にしたい価値観(挑戦、協力、顧客志向など)を具体的に伝えられる
賞状用紙はシンプルでありながら、経営層や上司からのメッセージが社員のモチベーションに直結しやすいため、効果的なツールになります。

賞状作成の基本ポイント
社内賞状は、社員やチームの成果・努力・成長を形にして伝える重要なツールです。正しい文章作成ポイントを押さえることで、年度末の表彰や新入社員の歓迎でも、印象的でフォーマルな賞状を簡単に作成することができます。
【確認ポイント】
・ 誰に贈るか:名前や役職は正確に記載
・ 何を称えるか:具体的な成果や貢献内容を明記
・ どの場面で渡すか:全社集会や朝礼、懇親会など渡すシーンに合わせて、文章のトーンや内容を考える
誤字脱字や役職の間違いは、信頼感を損なうため注意が必要です。文章は簡潔に、具体的な内容を盛り込みましょう。
賞状の基本構成
賞状には次のような基本構成があります。
【基本構成】

① 表題(表彰状/賞状/感謝状など)
② 受者名
③ 主文
④ 日付
⑤ 贈者名
① 表題
特に「表彰状」と「賞状」どちらが良いか迷う人も多い箇所です。「表彰状」と「賞状」の違いは、以前詳しく紹介させていただきました。ぜひ併せて参考にしてみてください。
▶【「賞状」と「表彰状」の違いってなに?その違いの説明と集めた賞状の徹底分析!】
それでも迷う場合は、贈られるシーンで判断すると良いでしょう。企業が社員の功績をほめたたえる時は「表彰状」、大会やコンクールで贈る時は「賞状」、というように分けてみると判断しやすいです。
② 受者名
「殿」や「様」などの敬称を付けて贈られることが多いです。「殿」は目下の人に使う言葉です。そのため、「受者」が「贈者」よりも目上にあたる場合は、「殿」ではなく「様」にすると失礼になりません。
資格や検定の合格証や、卒業証書では、敬称を付けないケースもあります。
③ 主文
主文は賞状のメインとなる部分で、受賞理由や功績を具体的に記載します。主文の終わりは、表題が「表彰状」の場合は「表彰します」「表彰する」となり、表題が「賞状」の場合は「賞します」「賞する」で結ぶようにしましょう。
④ 日付
日付の表記は西暦表記でも、和暦表記でもどちらでも良いです。一般的には和暦の表記が多くなっています。
⑤ 贈者名
賞を贈る個人または、団体の名前を記入する箇所です。企業や組織などの団体名、肩書、代表者名を書きます。これによって権威や信頼性も示されます。
これら5つの基本構成の他に、賞状によっては次の3つも構成に追加されることがあります。
【賞状によって追加される構成】

⑥ 賞名(最優秀賞/社長賞/第1位など)
⑦ 落款
⑧ ロゴ
⑥ 賞名
1つの大会や、授賞式に複数の賞が贈られる場合など必要に応じて、賞の名称を入れます。
⑦ 落款
賞を贈る個人または、団体の印を捺すこともあります。落款を入れることで、その賞状が公式なものと認められる要因になる場合も多く、賞状にとって重要な箇所でもあります。
⑧ ロゴ
賞状に企業ロゴなどを入れるケースもあります。ロゴを入れることによって、企業が正式に発行した賞状ということがわ一目でわかります。また企業ブランドの浸透・強化にも繋がります。
ロゴを入れる箇所は、鳳凰の間に入れることが多いです。
年度末に使える賞状の文例

年度末に使いやすい文例をシーン別に紹介します。
個人 功績を称える
(少し堅め)
表彰状
○○ ○○殿
あなたは本年度において常に責任感をもって職務を遂行し業務効率化と品質向上に多大な貢献をされました
その姿勢は他の模範となるものであります
よってここにその功績をたたえこれを表彰します
(ややカジュアル・若手向け)
賞状
チャレンジ賞
○○ ○○ 殿(様/さん)
あなたはいつも前向きに仕事に取り組み新しいことにも積極的に挑戦してきた姿勢はチームにとって大きな力となりました!
そのチャレンジ精神と日々の努力をたたえこれを賞します
個人 営業職向け
(少し堅め)
表彰状
○○ ○○殿
あなたは本年度において担当エリアの営業活動に尽力し高い目標設定のもと粘り強く顧客開拓と提案を重ねられました その結果優れた売上実績を達成するとともに多くの信頼を獲得されました
ここにその功績をたたえてこれを表彰します
(ややカジュアル・若手向け)
賞状
MVP賞
○○ ○○殿(様/さん)
あなたは今年一年誰よりも商談にチャレンジし お客さまに真剣に向き合い続けその努力がしっかりと結果につながりました
そのパワフルな行動力と最後までやり切る姿勢に大きな拍手!これからもチームの中心として活躍してください!
個人 事務職向け
(少し堅め)
表彰状
○○ ○○ 様
あなたは本年度 総務・経理業務において常に正確かつ迅速な対応に努められ社内の業務運営を陰ながら支えてこられました
その貢献は当社の円滑な事業遂行に欠かせないものであるためここに表彰します
(ややカジュアル・若手向け)
表彰状
縁の下の力持ち賞
○○ ○○ 殿(様/さん)
いつも丁寧な事務対応と気配りでチームを支え トラブルを未然に防ぐ工夫を重ねてくれました そのおかげでみんなが安心して仕事に取り組めています
その大きな支えに感謝と拍手を送ります これからもチームの心強い存在として活躍してください!
チーム 成果をたたえる表彰状
(少し堅め)
表彰状
○○プロジェクトチーム 殿
貴チームは本年度○○プロジェクトにおいて困難な状況の中でも粘り強く課題に取り組み目標を大きく上回る成果を達成されました
その協調性と実行力は当社の模範であります
よってここにその功績をたたえこれを表彰します
(ややカジュアル)
表賞状
ベストチーム賞
○○プロジェクトチーム の皆さん
○○プロジェクトでは部署の枠を越えて力を合わせ難しい課題にも一丸となって挑戦しその前向きな姿勢とチームワークが大きな成果につながりました
その素晴らしい連携と頑張りに心からの拍手を送ります 本当におめでとうございます!
チーム 部署全体に贈る表彰状
(ややカジュアル)
表彰状
チームワーク賞
○○部 一同 殿
みなさまは日々の業務において互いに助け合い多忙な状況の中でも笑顔を絶やさず前向きな雰囲気で仕事を進めてこられました
そのチームワークは会社全体に良い影響を与えています
ここに感謝と敬意を込めチームワーク賞としてこれを表します
個人 永年勤続(少し堅め)
(少し堅め)
表彰状
○○ ○○殿
あなたは永年にわたり当社の発展のため尽力され常に誠実な姿勢で職務を全うしてこられました
その功績は誠に顕著であり多くの社員の手本であります
よってここに深く感謝の意を表しこれを表彰します
異動・転勤・退職する人へ贈る送別賞状
年度末は部署移動や転勤、退職する人も多い時期です。そんな方にも「感謝状」というかたちで賞状を贈るのも良いでしょう。
送別賞状は以前の記事にもまとめています。ぜひこちらもご覧ください。
▶【送別の贈り物に賞状?!卒業や卒団、退職シーンで使える送別賞状の書き方と文例】
新年度に渡したい賞状の文例

新年度に使いやすい文例をシーン別に紹介します。
個人 新入社員向け
(少し堅め)
賞状
入社記念
○○ ○○ 様
あなたは当社に入社され新たな門出を迎えられました
ここにその決意と志をたたえ今後の精進と活躍を心より期待し入社の記念としてこれを授与します
(ややカジュアル)
賞状
フレッシュスタート賞
○○ ○○ 殿(様/さん)
ご入社おめでとうございます。新しい環境に飛び込み、挑戦を始めたことを心より歓迎します。
あなたの新しい視点やエネルギーは、これからのチームにとって大きな力になります。
これから共に学び、成長していけることを楽しみにしています。歓迎の気持ちを込めて、これを贈ります。
個人 新任リーダー・管理職向け
(少し堅め)
表彰状(または任命書)
○○ ○○ 殿
あなたはこれまでの業務において高い専門性と責任感を発揮し周囲から厚い信頼を得てこられました
よって本日付で○○チームリーダーを任命するとともに 今後の一層の活躍を期待しここに表彰します
(ややカジュアル)
表彰状
○○ ○○ 殿(様/さん)
日々の業務で発揮してきた高い専門性と責任感、そして積み重ねてきた信頼に大きな拍手を送ります。
その実績をたたえ、○○チームリーダーとして新たな役割を託します。
これからもあなたらしく、チームを力強く導いてください!
「伝わる」主文を書くための3つのコツ
文例をそのまま使うのも便利ですが、一言でも自社らしさ・その人らしさを加えると、印象がぐっと変わります。
次の3つを意識してみてください。
1. 評価したいキーワードを一つ決める
(例:粘り強さ、スピード感、正確さ、サポート力など)
2. それが伝わるエピソードを一つだけ入れる
(例:「○○プロジェクトにおいて納期直前まで粘り強く調整を続け」など)
3. 最後に「これから」の一文を必ず入れる
(例:「今後ますますの活躍を期待します」「今後もその力を発揮されることを願います」など)
テンプレートの一部だけ入れ替える形にしておくと、毎年の表彰や他の社員への展開にも使い回しができます。
まとめ
賞状は「社員・チームへの感謝と期待」を伝える重要なツールです。文章作成のポイントを押さえ、文例を活用すれば、スピーディーに、失礼なく、印象的な賞状を作ることができます。年度末の送別会や、新年度の歓迎会での余興として賞状を贈るのもおすすめです。ぜひ活用してみてください。

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