ポスターカラーと画筆を使ったPOP広告の作成は、不慣れな方には、大変描きづらいものです。
しかしながら、マーカーペンで描いたPOP広告と比べると、POPの使命である訴求力の上において格段の差があります。
大型店などのPOPライターなど専業の方に多く用いられているものですが、あなたも挑戦してみませんか。
用紙は、ポスターカラーが乾きにくいことから、光沢のある紙は出来るだけ避け、比較的に吸収や乾きの早いケント紙などを用いるのが無難です。
溶液の水を混ぜ過ぎると、色が薄くなって訴求力のないものになったり、紙に凹凸が出来たり、乾きに必要以上の時間がかかったりしますので注意が必要です。
ペンは習字の小筆を持つ要領で持ち(ペンはまっすぐ立てて、親指と人差し指で持ち、折った中指で支えます)余り力を入れ過ぎないように注意して一定の筆圧で描きます。
最初はゆっくりと、慣れるに従って一気に描くようにします。(2、3、5、6、8、9は)マスの中にダ円が2つあると考えるとうまく描けます。
<縦線の場合>
<横線の場合>
いずれも、ある程度の勢いを付けて描いて下さい。
描く速度が遅いと、まっすぐ引けなかったり、きれいな曲線が出来なかったり、また「にじみ」がでたりします。
※描きにくいからといって、筆を持ちかえたりしないようにして下さい
描いている時は、紙面に対して必ず筆圧が左右均等になるように注意してください。
文字に「かすれ」が出る時は、左右の筆圧が均等になっていない証拠です。
基本ストロークの組み合わせで描いていきますが、描くコツは手首をなるべく固定し、肘を使って引いたり曲げたりするとうまく描きます。
線の引く角度や曲げる角度など、文字の要所要所をよく見て描いて下さい。
基本ストロークで練習した、縦線・横線・曲線を組み合わせると数字が描けます。
それぞれ矢印の方向に筆を運んで下さい。
曲がり角は、その都度筆をあげて、描きたすようにしますが、重なり部分ではみ出さないように注意してください。
直線と曲線の組み合わせで描いていきます。
「す」「な」「ぬ」「ね」「は」「ほ」「ま」「む」「よ」「る」などはふところを大き目に描くのがコツです。
曲線部分も不慣れなうちは直線で描き、慣れるにしたがって少し曲げるようにします。
マス目と十字あたり罫を作って、マス目いっぱいに入れるように描きます。
文字の最後は必ず筆跡の修正をします。