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ミニ統計

「第2回思い出の賞状
コンテスト」で集まった
賞状198枚を読み解く

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ミニ統計目次

全国から届いた198枚の思い出

2025年11月~2026年1月に開催した「第2回 思い出の賞状コンテスト」には、さまざまな方から、あらゆる種類の賞状をご応募いただきました。
今回集まった賞状は、なんと198枚!ご応募いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
皆さまの大切な賞状には、いったいどのようなものがあったのでしょうか。
今回は、「第2回 思い出の賞状コンテスト」に集まった198枚の賞状について、書かれている内容やデザインなどを集計・分析してみました!
(※一部、画像が確認できないものや内容の判断が難しいものについては、集計対象から除外している項目があります。)

【過去のミニ統計記事】
社員の家に保管している賞状を集めてみたらとても興味深かった
第一回 思い出の賞状コンテストで集めた賞状を徹底分析

応募された賞状はどんなもの?

■賞状を貰った年代は?

受賞年代

2020年以降に受け取った賞状が圧倒的に多く、特に2025年から今年1月末までに受賞した賞状は、51枚もありました。
最近受け取った賞状は手元に保管している人が多いことに加え、コンテストに応募するほど、その賞状への思い入れも強いのではないかと考えられます。
ちなみに、一番古い賞状は62年前の1964年に授与されたものでした。内容は、受賞者が小学1年生のときに写生会で入選したことをたたえるものです。
小学生になって初めて手にした賞状だったのでしょうか。60年以上もの間、大切に保管されてきたことを思うと、なんだかグッときます。

■賞状を貰った月は?

受賞月

受賞した月を見てみると、10月が圧倒的に多いことがわかりました。
10~12月にかけては、俳句や作文などの文章系コンテストや、絵画などの芸術系コンテストの賞状が多く見られます。
次に多かったのは3月です。こちらは、学校や職場から授与された賞状が多い傾向にありました。

■集まった賞状の種類

種類

分類

今回のコンテストでは、「賞状」の応募が最も多く集まりました。
なかでも特に多かったのは、作文やエッセイのコンテストで受賞した賞状です。そのほかにも、マラソン大会や水泳大会での入賞をたたえる賞状など、さまざまなジャンルの賞状がたくさん寄せられました。
「学校・クラス」に分類した賞状には、皆勤賞や学力をたたえる賞状のほか、読書やレクリエーションなどで担任の先生から贈られた賞状も含まれていました。
「仕事関係」に分類した賞状には、永年勤続表彰など会社から贈られた賞状だけでなく、転勤や退職の際に職場の仲間から贈られた賞状もあり、仕事を通じた人とのつながりが感じられるものも見受けられました。
また、「その他」に分類した賞状には、同窓会やオリエンテーション、慰労会などのイベントで贈られた賞状のほか、飲食店での完食賞状や聖地巡礼達成証明書など、思わず目を引くユニークなものも集まりました。

■用紙の向きと、文字の書き方の向きは?

向き

用紙が横型で文字が縦書きの賞状(横型縦書き)は、用紙が縦型で文字が横書きの賞状(縦型横書き)よりも、やや多いという結果になりました。
過去2回の分析でも同様に「横型縦書き」が最も多く、このレイアウトが一般的であることがうかがえます。
一方、用紙が横型で文字も横書きの賞状(横型横書き)には、外国語で書かれた賞状のほか、子どもから贈られた手作りの賞状や、絵画など芸術系コンテストの賞状が見られました。

■用紙の色は?

用紙の色

※「思い出の賞状コンテスト」に応募された賞状の画像を目視で確認し、分類しています。

最も多かったのは白色で、全体の63.5%を占めました。さらに、白より少し生成りがかった「ややクリーム色」と「クリーム色」を合わせると27.4%あり、賞状用紙の多くは、やはりイメージどおり白やクリーム色であることがわかりました。
一方、「その他」の用紙には、青みがかったものやピンク色のもの、カラフルなものまでさまざまな種類がありました。また、紙だけでなく木製や金属製のものもあり、用紙の色や材質を工夫することで、より印象に残る賞状になることがうかがえます。

■枠のデザインは?

枠のデザイン

伝統的な鳳凰の枠は今回も多く見られましたが、枠がない賞状も20.3%ありました。
枠がない賞状には、代わりにロゴやイラストがデザインされているものが多く見られます。また、写真や絵画コンテストの賞状では、受賞作品そのものが印刷されているものもあり、こうした賞状は枠のないデザインであることが多いようです。
一方、地方自治体や政府機関が発行する賞状には、植物をモチーフにした枠も多く見られました。その地域を代表する植物が描かれているものもあり、地域らしさが感じられます。
賞状の枠にも、内容や発行元の個性が表れているのは面白い発見でした。

■記載の言語は?

言語

日本語の賞状が多く集まる中、英語や中国語、スペイン語で書かれた賞状もありました。外国語の賞状はすべて横書きでしたが、用紙の向きは縦型と横型がほぼ半々という結果でした。
また、日本語と外国語を併記した賞状は、すべて縦型横書きでした。上段に外国語、下段に日本語を配置するレイアウトが多く、縦型のほうが記載スペースを確保しやすいためではないかと考えられます。

■フォントの種類は?

フォント

※「思い出の賞状コンテスト」に応募された賞状の画像を目視で確認し、分類しています。

集まった賞状のフォントを目視で確認したところ、PCのフォントと思われるものが圧倒的に多いことがわかりました。中でも明朝体やゴシック体など、PCで一般的に使用されるフォントが多く見られます。PCにデフォルトで搭載されているフォントを使用しているケースが多いと考えられます。
一方で、PCフォントでありながら筆文字風の書体を使用し、さらにひらがなと漢字の大きさに変化をつけるなど、より“賞状らしさ”を演出しているものも見受けられました。
「筆耕」は、賞状作成の専門家に依頼したと考えられるものをカウントしています。「手書き」は、家族や友人、教え子などによる手書きの賞状を指しています。
また、主文などはPCで作成しつつ、受賞者名や贈呈者名のみを手書きしている賞状も14枚ありました。PC作成の手軽さと、手書きならではの丁寧さを組み合わせた“ハイブリッド型”の賞状も見られます。

■名前の下に敬称は入っている?

敬称

賞状のイメージどおり、「殿」が使われているものが多く見られました。一方で、今回の「思い出の賞状コンテスト」では、僅差で敬称「なし」のものも多い結果となりました。
敬称「殿」と「なし」の内訳を種類別に見てみると、「賞状」はどちらも同数でしたが、「表彰状」では「殿」が22枚、「なし」が9枚と、「殿」が大きく上回りました。一方、「認定証」では「殿」が3枚に対し、「なし」が8枚と、こちらは「なし」のほうが多い結果となっています。
このことから、感謝や敬意を強く表す「表彰状」では「殿」が用いられることが多く、資格や検定などの「認定証」では「なし」が選ばれる傾向があると考えられます。
また前回の結果と同様に、子どもからの賞状や子どもが受け取った賞状では、ひらがなで敬称が書かれているものも多く見られました。手紙のように「○○へ」と書かれた、温かみのある可愛らしい表現も印象的でした。

■年号の表記方法は?

年号

日付の表記

年号の数字表示

年号と文字の向き

「令和」や「平成」といった和暦表記の賞状が多く見られました。数字の表記については、漢数字と算用数字を比べるとやや漢数字が多いものの、全体としてはほぼ半々に近い結果となっています。
年号表記ごとの数字の使われ方を見てみると、和暦では漢数字がやや多く使われる傾向がありつつも、算用数字も一定数見られました。西暦表記では、そのほとんどが算用数字で構成されています。
また、文字の向きに目を向けると、和暦表記では縦書きが中心となりながらも横書きも見られるなど、表現の幅が感じられます。西暦表記では横書きが主流となっており、全体としてすっきりとした印象です。
まとめると、和暦表記は縦書きの漢数字で書かれるケースが多いものの、横書きや算用数字も一定数存在しています。それに対して西暦表記は、横書きの算用数字で統一される傾向が強いという結果になりました。

■ロゴは入っている?

ロゴ

賞状を発行する企業や団体、組織のロゴマークが入っているものは、全体の38.6%でした。
ロゴの配置は、賞状上部中央の鳳凰と鳳凰の間に入るパターンが定番ですが、それ以外にも、賞状の中央に大きく配置されているものや、下部中央にデザインされているものなど、さまざまなバリエーションが見られました。
ロゴの入れ方一つでも、賞状ごとの個性が表れているようです。

■落款は入っている?

落款

落款は全体の69.5%に見られ、過半数の賞状に入っていることがわかりました。
落款は、その賞状が公式なものであることを示す役割もあるため、格式のあるコンテストや大会、あるいは公的機関が発行する賞状に多く見られる傾向があります。

編集後記

今回の「第2回思い出の賞状コンテスト」を通して集まった賞状は、どれも一枚一枚に、それぞれの時間や出来事が刻まれているように感じられました。
受賞の場面や背景は異なっていても、そこには誰かの努力や喜び、少しの誇らしさが確かに残っていて、賞状という一枚の紙が持つ意味の深さをあらためて実感する機会となりました。
鳳凰の枠や白・クリーム色の用紙、和暦表記といった“定番”のスタイルは、長く受け継がれてきた安心感のようなものを感じさせる一方で、ロゴの配置やフォント、手書きの文字などには、その時代や作り手の工夫がにじんでいます。
同じ「賞状」でありながら、そこに込められた思いや状況によって姿を変えていく。その違いを眺めていると、ただの記録ではなく、それぞれの小さな物語が積み重なっているようにも思えてきます。

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